山羊さんの除草隊

美濃加茂の中部台の団地の遊水池のノリ面には桜の木が植たって、低い柵の中で山羊んたが下草を美味しそうに食べとった。ポイントは雑草を喰い尽んことなんやと!山羊はお腹いっぱいになって、その糞尿が雑草を育てて、根っこがノリ面の土を崩れんように保って、また葉っぱが生えてくる。雑草も共生しとるんやね。人は山羊のお乳をもらう。それに見とって飽きんよ。人懐こくて近づいてくるくらいやわ。散歩の途中で頭を撫でていく人もいる。隣の老人ホームの窓から眺めているトショリもおる。効率優先で開発して農薬や放射能で大地を汚してまっては国から山河さえもなくなってまうに。草木も生えんようになったら、そこに人の暮らしは残るやろうか。